会社で働くのがもうしんどいので生存戦略を考える

昇給や昇進に興味のない人間にとって会社に評価されたところで意味がないし物欲もそんなになく給料も余る一方ななかで、何をモチベーションにして働くかは課題としてとても大きいように思う。

結婚や家庭生活の向上を目指して働くのもいいけど、上司が言っていた「結婚してるやつは仕事で追い込める」との文句がそら恐ろしく結婚にも腰が引けてしまう。

この上司だって当然人の子であって良心的な人ではあるはずなのに、普段から組織の中で中間管理職として存在し損益やなんやの数字を気に病んだり上役の顔色を伺っていると生存戦略上こういう思考になってしまうのかもしれない。サラリーマンにとって上司の姿がそれすなわち数年後の自分なんだってよく聞くけど、僕はその種の腹黒さはできたら持ちたくはないなあ。

社会的には結婚や就職はめでたいもの、すべきものとされてるのは社会にとって有益無害な勤勉な市民を生み出すプロセスとしてうまく機能しているせいかもなんて思う。でも片方が働いてて片方が主夫/主婦ってなると依存の関係になってしまうのが怖い。複数人の生活を背負って働かなきゃいけない。結果、会社への依存ってことだよね。だから、できたら結婚してもいわゆる共働きというかお互い経済的に自立してるほうがいざとなったとき良い気がする。

そこへいくと手に職持ってる人がうらやましい。スキルさえあればいざとなったら職場選べるから極端に足元見られることもないんじゃないかな。よくも悪くも自分のしたことは全部自分に返ってくるからそういう辛さはあるだろうしそもそもそれなりに苦労して研鑽を積んでいるわけで隣の芝生青い感あるけどさ。
会社勤めでできることっていったら、どこに行っても通用しそうな汎用的なスキルを身につけるってのに尽きるんじゃなかろうか。このお客さんはこういう人だとかうちの売れ筋はこの商品でとか、その会社の中でしか生きない潰しの効かないような情報を覚えるより。

あと生活レベルを低く保っておくとか、健康に気をつけて医療費かからない体にしておくとかそんなことしか思い浮かばんけども。

そもそも人生どうなってもそれなりに生きていけるさ的なマインドがあったらこんな悩みもないんだろうけどな。